1ヶ月近く掛かった僕の就職活動ですが、6社受けて1社は書類で落ちて、5社から面接をして頂き全ての会社から内定を貰い、働く会社が決まり、安堵の気持ちと新しい環境、新しい事を学ぶので頑張らなければ行けない気持ちで一杯ですが、今回5社受けた3DCG会社の面接で聞かれた事をざっと書いてみました。
僕も面接へ行く直前まで何を話そうか考えもせずに挑もうとしてましたが、聞かれる事はどこも大体一緒なので、話す事をざっくりとでも考えといた方がいいですよ!
部屋の入り方。お辞儀の仕方。
よくあるのが部屋に面接官が先に入ってて、「どうぞ」の掛け声でノックをして、お辞儀を何度の角度でして、席に座る。みたいなのが面接の仕方で出て来ますが、そんなの一切ありませんでした。
大企業が面接をする場合にはあるかもしれませんよ。大手出版社とか、大手ゼネコンとか、テレビ局とかね。でも、僕が就活をしたのは10月からで、どの会社も70名以下のベンチャー企業とか。業界内では名前を知ってる人もいるかな?ぐらいで、僕も知らない会社ばかりでした。
面接場所へ着くと、こちらでお待ちくださいと先に席に通される事や、受付の電話をした時点で会社の方が出て来て、同時に部屋に入る感じでしたので、ノックをして~という堅苦しいのはなかったですが、先に席に通された場合は、面接官が入って来たら席を立ち、挨拶をするようにはしてました。
面接で聞かれた事
まずは「マイナビ特集 面接序盤でよく聞かれる質問」こちらのサイトを読むのもおすすめします。というのも、ほぼここに書かれてる事、特にこの4つはどの会社でも聞かれた事なので答えられる様にしといたら、見事そのまま質問されました。予習しといてよかったよ。
●簡単な自己紹介
これはどの会社でも聞かれた事ですが、手短に1分程で話せる内容が良いそうです。ほぼマイナビの内容をパクって、
「名前を名乗り、前職ではこんな仕事をやってましたが、3DCGの仕事に携わりたくて勉強をいつからして作品を作っておりました。本日はどうぞよろしくお願い致します。」という具合にしました。
1分で自己紹介をするという事をしらなかった時は、学生時代までさかのぼり、今まで何をやってたか話した事もありましたが、そこまで話さなくてよかったんですよね。ちなみにその会社は落ちました。
●なぜ3DCG業界へ入ろうと思ったの?
映画や、ゲームなどの作品に感銘を受けて、3DCGの勉強を始めました。今までグラフィックデザインよりの仕事をしてましたが、素材ありきの仕事で、1から何かを作るという事があまり無なかったんですが、3DCGだと自分で0から作る楽しさを感じつつ働けると思ったからです。
そんな事を答えましたが、今思うともうちょっと良い答え方があった様な気がしますね・・・。
3DCG業界で何をしたいから。という部分を強く言えたら良いと思います。
●前職を退職した理由。
一番突っ込まれたく無い部分が来たと思いました!僕は今まで3つの会社を渡り歩いてますので、直ぐに辞めてしまう人と思われない様にしなければ行けない部分。
1社目は会社の経営難で辞めたが、2社目はお金がないので派遣で繋ぎ、働いてる最中に名の知れた会社の3社目から派遣のオファーが来たのでそっちに転職、今は3DCG業界で働きたいから仕事を辞めたと言いました。嘘じゃなくて本当の事です。
一番言っては駄目なのが、人間関係に疲れた、夜遅くまで大変だった、嫌な上司がいた、そんな事は絶対に言っちゃ駄目。ネガティブキーワードは言わないのが吉だそうです。
●当社を志望した理由
これも辛かった質問です。大手のCG会社さんだと有名タイトルを手掛けてる事が一目で分かりますが、ベンチャー企業だと、作品名こそ有名だけど、どの部分だけを手伝ってるという事だけが書かれてたり、書かれてなかったり、遊技機を手掛けてると守秘義務上、手掛けた仕事に作品を載せれなかったりするので、応募した理由がかなり簡素な答えになってました。
志望してた仕事の求人があったので・・・CGworldに掲載されてたから・・・御社のブログを拝見しまして〜という具合です。本当ダメダメだったと思う。
逆に言えば、どうやって他の人はその会社に応募して働いてるのか疑問に思う感じ、今思えば、面接官の人にどうやってその会社に入ろう思ったのか?質問しとけば良かったです。
●遊技機系は大丈夫?
CG会社と聞くとハリウッドの映画みたいのが作りたい!ゲームのかっこいい映像が作りたい!とか思って働きたいと思う人が多いと思います。僕もそうでした。
CGworldにはいつも沢山の求人が出てたので、仕事は沢山あるんだなと思ってましたが、面接へ行くとそれぞれの仕事が明白になります。
大手以外のベンチャー系CG会社のサイトを見ると、代表作品に有名なゲームや映画の名前が載ってる事が多々ありますが、どれも古い作品ばかりだったり、一部製作強力してるだけだったりで、ほとんどの会社がパチンコメイン。ハイポリのフォトリアルな映像を作ってる会社は1つもありませんでした。映画を作ってる会社と言っても、実は半分以上がパチンコを作ってたりと、パチンコ無きに日本のCG業界は成り立ってない事が分かりました。
ここは就活するまで全然知らなかった事なので、事前に会社説明会等があれば積極的に参加した方が良い部分です!
ここでの答え方は、「問題ないです」これしか言えないよね。
●後は適当な雑談やら聞かれた事、
●土日は何やってるの?
●修正が沢山来るけど大丈夫?
●趣味はある?
●前職の年収は?いくら欲しい?
●こんな人は絶対無理で、働きたく無い人とかいる?
●ストレスの解消法は?
●常に新しい情報を取り入れたりするのは好き?
●友達から何て言われる?
●最後に質問はありますか?
これで僕が聞いた事は、
●社内の雰囲気はどうですか?
>大体が自由で働きやすいという。
●いつもどのくらい遅くまで働いてるんですか?
>忙しい時は徹夜もあるけど、大体22時ぐらいには帰る感じ。
●繁忙期など、忙しい時はいつですか?
>メーカーじゃないから特に決まってない。
●離職率
>あまり無いというのが大半。
●今後御社はどのように成長していくのか?
>自社映像を作って行きたいとどの会社も言ってた。
●今の内にやっておいた方が良い事はありますか?
>特になかったかな。
●仕事をしていてどんな時が楽しいですか?
>完成した時。出来れば、作業中の事について聞けば良かった。
●仕事が出来ない人がいたり、仕事を手伝ってくれない人はどうしますか?
>その様な評価をするだけ。
大体こんな事を聞きましたが、Naverまとめ 面接で「何か質問はありますか?」に対する返答集。ここ読んどけばよかった・・・。
ネットの情報だけじゃなくて色々な会社で面接してその人と働きたいか確認することは大切!
会社選びというのは、どんな仕事をやるかも大切で、誰と働くというのも大切な事、そしてお給料も大切な部分です。それが面接を数回やるだけで分かる物では到底ないと思ってますが、その中でも僕の経験上、大切なのはやはり「人」だと思ってます。
やりたい仕事があっても、嫌な人がいたらそこで長く働くのは難しいですが、辛くて大変な仕事でも周りの人が良ければ、その仲間と頑張ろうと言う気持ちで乗り切って来れた事がありました。
面接ではこの人はどういう人で何を考えてるのか?一緒に働いたらどんな感じなのかな?と色々と想像しながら面接をする。相手に見られてる気分というよりも、相手を見るぐらいで面接に挑めば緊張せずに面接をスムーズに行う事ができました。どの面接でも終止笑顔で働いてみたい会社さんばかり。3DCG業界はブラック企業ばかりで恐いと勝手に思ってたけどそんな事は無かったです。(働いたらどんな地獄が待ってるのか若りませんが・・・)
面接は練習といて良かった。
いきなり行きたい会社に応募して面接!というのは緊張するので、まずは練習がてらに色々な会社さんと面接しました。僕はワークポートに登録してたので、ここの担当者さんから3DCG未経験でも4案件の会社さんを提示して頂き、お給料や待遇、派遣から正社員になれる会社さんを紹介して頂き、実際に面接をして、どんな事が聞かれて、どんな回答をしたらいいのか、履歴書にはこういう書き方がいいよというアドバイスまでもらって、ちゃっかり本命の自分で受けたい会社に内定をもらうという作戦で挑ませて頂きましたが、やりたい事はあるけど、どんな会社で働きたいのか、自分がどのレベルなのか現場の声を聞くことができるので、相談する良きパートナーとして登録して色々お話を聞けたのは非常に良かったと思ったし、面接に行ってみると、働いてる人が凄くいい人で、ここの会社さんで働きたいな!と思える場所もあり、最後まで悩んだりもしたので、ネットだけの情報だけでなく、実際に働いてる人に会ってみるというのが大切だと思いました。
3DCG会社の転職で100万円年収がアップした知り合いの記事も参考にしてみてください。
ちなみに3DCGやIT系の仕事を探している場合は、僕の知り合いで求人会社のギークリーから転職をしたら年収が100万円もアップした話を記事にしたので合わせてこちらも読んでみてください。エージェントって何かと転職につかえるみたいです。
いくら待遇が良くて良いなと思ってた会社さんでも、いざ面接してみるとこの人とは働きたくないなと思える人もいるので、会社の雰囲気をしるには行動しないと何もわからないと思います。小心者の僕は、事前準備しといて本当良かったなと思いました。勢いと熱意だけで当たって砕けろ先方は止めといが方がいいと思います。
お世話になった会社さんありがとうございました。
この本読んで勉強しとかないとね!
やってはいけないCG制作