2018年9月6日に北海道の胆振(いぶり)地方で震度6強の地震が起きました。
北海道は地震が来る確率が少ない場所だと言われていますがそれは誤解です。
実際に僕は北海道の札幌に19年間住んでましたが、その間に地震を体験したことはほとんどなくて、小学生の時に1度震度3ぐらいの地震を体験してめちゃくちゃ怖かった思い出がありますが、東京に来てからは慣れないポツポツとした小さな揺れを経験しつつ震度5弱の3・11のとんでもない怖い地震を経験してそれ以来地震の怖さには怯えていたので、北海道は地震が少ない場所で安全だと漠然と思っていましたが、今回起きた大地震の胆振地方は地震がバンバン起きる場所だったんです。
札幌に震度6弱以上の地震が来る確率は0.9%だから安全?
札幌市経済観光局産業復興部のホームページには下記資料がありますが、札幌は他の主要都市と比べて地震が少なく過去10年間における震度3以上の地震は約2回(東京約72回)震度5弱以上の地震は1923年以降1度もありません。また今後30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率は1%程度とされ関東・中部・近畿などと比べてはるかに低くなっていますと2016年の地震調査研究推進本部の出典で書かれていました。
ただし札幌と聞くと北海道全域かと思いそうですが、札幌で見ればという話です。
北海道の過去の大きな地震を調べると、ほとんどが胆振(いぶり)地方の大地震だった!
北海道で起きた過去の大きな地震はこちらの資料を見るとほとんどが石狩低地東緑断層帯のある胆振地方なのが分かります。
1942年2月28日M5.1
1949年4月20日M5.1
2014年7月8日M5.6
2017年7月1日M5.1
2014年7月8日に胆振地方(いぶり)で震度5弱の地震が発生しており
2017年7月1日に胆振地方で最大震度5弱の地震が発生しています。7月1日 胆振地方中東部の地震
地震予想のデータを見ると、北海道の中でも胆振地方は大地震の起きるポイントになっていた
2018年1月に発表された地震調査研究推進本部事務局の全国地震動予測地図2018年版を見ると、
今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を表示された図が掲載されていましたが、
今回地震の起こった胆振地方が石狩低地東緑断層帯と同じ付近が示されているのが分かります。
気象庁のサイトに掲載されていた2018年9月6日の地震の震源地と、1942年と2017年に起こった地震の震源地がほぼ同じ場所なのも分かります。
胆振地方は大地震がやってくるので危ない場所だという事が過去の事例からも分かっているんです。
地震が起きる可能性の低い場所に住めば安全
地震はいつ起きるか分からないから今の場所で住んでいるのが仕方が無いと思って生活している人がほとんどだと思います。
しかし、過去のデータを見ると地震は断層付近で起きる事が分かっているので、地震調査研究促進本部事務局の全国地震動予測地図2018年版を見て、せめて0.1~3%の黄色からオレンジ付近の場所に住めば地震によって命を落とす可能性を低くする事が出来る事が分かります。
データで言えば、今回起きた胆振地方の地震部分より東京、近畿、四国、の南海トラフ大地震が起きると言われている場所は真っ赤なデンジャーゾーンとなっているので、東京で生活する事はいつ起きるか分からないギャンブルゲームに身を投じてるようなものだと思いますが、とは言え生活があるのも事実なので、とりえあず防災グッズを用意しておくだけでも何かあった時に助かると思います。
使う時が来てほしくはありませんが、僕が今まで購入した防災グッズの記事はこちらから読めます。デンジャーゾーンの東京に住んでいるのならこれぐらいの防災グッズは最低限必要だと思います。ここはケチる所ではなく生きるか死ぬか大切な部分ですが、使うときが来ない事を祈りたいと思います。
北海道では道内全域で停電になったみたいですが、そんな時にも情報が知れるようにソーラーバッテリーを事前に買っておいたりしておく事の重要性を改めて知れたと思います。今の天気だと半日でiphoneのバッテリーが満タンになるので電池を気にせず最新の情報を知る事が出来るので値段は高いですがあったら絶対に良かったと思うはずです。
僕は今年になり地震が怖くてソーラーバッテリーを買いましたが、使ってみると本当に太陽の光だけでiphoneがどんどん充電されていくので買ってよかったと思いました。
それと、twitterはテレビでは流れない現場の声を直ぐに聞けるので絶対に登録すべきです。今地震が起きてどうなっているのか政府の動きや交通状況だけでなく、善意で炊き出しを開いている場所があったり、空いているお店の情報など近所の情報も知る事が出来るからです。
地震が起きたら運が悪かったではなくて、それに対してどういう対策が出来るのかを考える事が大切だと思います。