当時18歳の僕が1泊2日の夏限定バイトで、イモの皮をむきをして、女の子と出会った話。

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今日は僕が18歳の専門学生だった頃に、リゾートバイトで1人の女の子と出会ったお話を書いてみました。


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デザイン系の専門学生だった今から10年前の当時18歳の僕は課題もやらずに、ダラダラ夏休みを過ごしていた。


特別面白い事が毎日あるわけでもなく、彼女もいないし、もちろんお金もない。

時間つぶしでインターネットをしてると、凄く楽しそうな写真のリゾートアルバイトに目が止まった。


まさにこんな広告。




今だと明らかに嘘っぽい写真だなと思うが、純粋だった当時の僕は、凄く楽しそうな写真に引き付けられた。


知らない場所でのお泊まりに、知らない人との出会い。


なんたって若さゆえのエネルギーが有り余ってる18歳。


アルバイトをするから!と親には伝えた名目とは裏腹に、かわいい女の子に出会えるのかも!という気持ちから、考える間もなくネットエントリーをした。


数日後にメールが届き、北海道の羊蹄山という山へ行く途中にあるパーキングエリアへの派遣だった。


本当だったら、プールとか、海とか、遊園地とかが良かったけど、山・・?と思いながら、とりえあえず行ってみる事にした。


朝一で市内からバスへ乗り込み、数時間かけて目的地へ到着。


周りは何も無く、パーキングエリアに森があるのみ。パーキングエリアと言っても今みたいにオシャレな建物ではなくて昔ながらの古い建物。


アルバイトで来た事を説明すると、奥に通され契約書にサインをして早速僕のアルバイトが始まった。


この日の業務はイモの皮むき。


夏休み中の時期は観光客が沢山訪れて、羊蹄山名物の”あげいも”が沢山売れる。


キッチン裏方の方で、パートのおばちゃんとマンツーマンでひたすらイモの皮むきの方法をレクチャーされた。


後は1人で、ひたすらイモの皮を剥くのみ。


もっと早く向かないと駄目だよ。と叱られるのでスピードを上げながら、イモ向きに必死になる自分。


お昼時間になり、休憩スペースに案内されたると、他の場所で働いてた人が徐々に集まって来た。


ベテランなおじさん、おばさんがいる中で若い女の子が三人いた。


僕と同じでアルバイトをしにきてる人だった。


その内の、二人組できてる女の子はアイスクリームを作ったりしていたので、一切関わりが無かったが、休憩時間に年齢や、何処から来たかを話をしている内に、おばちゃんからそろそろ働こうか。と声がかかった。



年齢も近く、片方の女の子が可愛いかった事は今も覚えている。

イモの皮むきも徐々に早くなり、怖いと思ったおばちゃんも優しくて、何回も休憩してきていいよと勧めてくれた。


休憩時間に外に出てみると、天気が良かったのもあり、見晴らしが良くてとても気分が良かった。



今思えば、あの時の仕事の休憩こそ、人が求めてる休憩の姿。今は都心で働いてるが、
どこにいっても人混みのお昼休憩とは比べものにならないぐらい、心の底から休むことができたあの時が懐かしく思う。

その後も夕方1800くらいまでひたすら芋向きをして、アルバイト1日目が終了。


その日泊まる場所に小型のバスで皆で移動する事になった。


辺り一面は街灯も無く真っ暗。途中スーパーのおべんとうを買い、着いたのは、ビルのような少し古い寮。。


僕らだけじゃなく、周りのレジャー施設で働いてる人も泊まってるので、そこそこ大きいが、若者が多くてにぎやかではなく、皆疲れてるのか、かなり静か。


建物や部屋の簡単な説明を受けるために、僕と二人組の女の子が一緒に説明を受けたが、男女の場所は別の階になってて、立ち入っては行けないルールになってたのが、がっくりしたが、


説明を受け終わると、お昼に少し話したこともあり、スーパーで買った夜ご飯を一緒に食べることになった。


誰もいないテレビがポツーンとある大広間で待ち合わせて、今日作ったアイスクリームをご馳走してもらって美味しかったとか、いもをひたすら剥いていたとか、他愛もない話をしながら、1時間程話して、明日も早いからーと部屋に戻ることになった。


電話番号もアドレスを聞く事も無く、何かが始まる事も無かった。勝手に1人で盛り上がってた自分だったので、仕方が無くこの寂しさを紛らわす為に友達に電話をして寝る事にした。


次の日も朝6時に集合して、小型バスでイモの皮むきに向かった。


この日も天気は良くて、朝から空気が美味しかった。家でダラダラしてたら無駄な何気ない1日を過ごす所だったが、朝からとても気分が良かった。


イモの皮むきをしてると、昨日の女の子2人組がアイスの差し入れを貰ってるのが見えた。こちらを見ながら一瞬ニコニコしながら食べてた笑顔が可愛かった。


この日もイモの皮むきをして、夕方18時頃に終わり、お金は後日振り込まれるという事になった。


お世話になったおばちゃんとはたった2日しかいなかったけど、ジュースを差し入れしてお別れする事になったが、もう数日このまま働きたいと思っていた。



簡単な仕事をして、山の良い空気を吸う。ストレスゼロどころか、気分転換にもってこいだった今回の旅行という名のアルバイト。家にいれば無駄な時間を過ごすだけだったが、お金をもらえてセラピーに来た気分。良い思い出にもなった。

そして、肝心のリゾートバイトでの夏の思いでだが、僕は諦めていなかった。


昨日お話した女の子2人組とは帰りの方向が一緒なのだ。


山から市内へ戻るバスの時間も限られてるので、タイミングは一緒なはず。


イモの皮むきが先に終わった僕は停留所に先に行く事にしたが、バスの中はすでに満席状態。彼女らの姿は見当たらなくて最後の最後でガックリした。


余っていた席に座り、”まあ、こんなもんだよなー。”だけど、楽しい1泊2日の旅行だったなと黄昏れてたら、


「ここいいですか?」と女の子が声をかけてきた。


見ると、昨日のお昼に休憩スペースでいた2人組とは別な女の子だった!


僕が一緒の場所で働いてた事に気付いてたので、帰りのバスでは色々と話をする事になった。


彼女は僕の1個上で大学生。ここのアルバイトに夏場だけ何回も働きに来てるので皆と仲がいい事や、普段は居酒屋でアルバイトをしてる事。


元気で人見知りをしない彼女は、初対面だという僕とも笑顔を絶やさず色々な話をしてくた。


そして、僕は今アルバイトを捜してる事を言うと、彼女の働いてる居酒屋は少し値段が高く若者があまりこなくて、働きやすい環境だからよかったら一緒に働かない?との流れから、


メールアドレスまでゲットしてしまったのだ!


まさに最後の最後で出会ってしまった。


そんな事をしてる間に、行きは長いバス時間だったが、帰りのバスはあっという間に目的地に到着。


可愛い笑顔をこちらに見せながら、手を振る彼女。


彼女とまた会うには絶対にアルバイトの面接に受かって働くしかないので、帰りの道ではメールアドレスを見ながら最初の1通に何を送ろうか、ずーっとニマニマしながら帰路に着いた事をつい先日の事の様に思い出しながら、夏休みにリゾートバイトで出会った事を書いてみました。

あとがき。

当時の事を思い出しながら書きましたが、今でも鮮明にこの日の事は覚えています。天気は良くて晴れ晴れとした2日間。家にいただけだったら、知り合う事の無かった女の子3人と出会ったあの日。男は何故か僕だけというミラクルなので、ドラマで言えば、僕を取り合って女同士の激しい戦いでも有れば、まさに完璧だったなーと、イケメンじゃない自分を妬む。


しかし、この日にこうやって行動していなければ、全く思い出として残らずに記憶に無い1日になってた事は確かでした。


応募する人は、誰かと仲良くなりたいとか、新しい自分探しを求めて応募してるわけなので、同じ思いの人は仲良くなりやすく、おまけに業務は毎回違う人に教えないといけないので、単調な事がほとんどなので気が楽な仕事が多いようです。もちろん仕事には責任をもってやらないと駄目ですよ。


転職してから仕事が忙しいので、昔の事を思い出してたらこんな事をたまにはしたいなと現実逃避したくなりました^^;


帰りのバスでは1人の女の子と出会い、紹介してもらった居酒屋で1年以上働く事になりましたが、その女の子とどうなったか、続きはまたそのうち書きたいと思います^^

学生のうちは学校内だけじゃなく色々な場所で人との出会いを経験しておいた方が良い勉強になり、その後の人生に色々と繋がっていく良い経験をしました。

最近では沖縄や色々な観光地に夏休みだけアルバイトをする事もできるみたいです。リゾートバイトで沖縄に数ヶ月アルバイトで働きながらブログを書いて生活とかいいな〜って思っちゃいましたよ^^; そんなのは駄目なんだろうね。。

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