漫画喫茶は寝れない。

仕事帰りの22時過ぎ。いつも通りに部屋に入ろうと鍵を取りだ・・・せない・・・。やってしまった。。鍵を何処かに落としたのか、会社に忘れたのか分からないが、こんな時は地獄に落ちたかのような気分になる。悪いのは自分だが、遅くまで働かせた会社なんて辞めてフリーランスで働いていればこんな事もなかったのに！と人のせいにしながら、会社に戻ってみるが既に会社はセキュリティが掛かっていて入れない状態・・・。終わった。

時刻は24時30。帰るところは無くなった。

仕方がなく前回泊まった漫画喫茶のダイスにシャワーがある事を覚えていたので、漫画喫茶で一夜を過ごす事にした。

漫画喫茶は寝れない。

2時から朝8時までで合計2千円未満でフラットシートに宿泊したが、全く寝れない。僕は基本的に真っ暗で無音じゃないと寝れない人。平日の木曜日という事もあり、比較的空いてたが、自動販売機のジュースの音に、歩くたびに揺れる地面。耳栓が60円で売ってたのが救いの手だったが、それでも奥底に聴こえてくる雑音がうるさくて、疲れた体は安らがずに疲れが取れる事は全くなかった。

体を伸ばして寝れるスペースにクッションが枕代わりになるけど、微妙に固くね寝ずらく、歩く振動が体に伝わる。。

唯一の救いの手はこの耳栓だがこれも効果が薄い。

部屋に鍵はついてないので、ロッカーに貴重品を預ける事を忘れてはいけない。寝てる間に誰かに盗まれないとも限らない。

シャワーは15分までだとセット価格で無料で入れる。

この時の時刻は深夜2時。

いつもなら嬉しい無料ドリンクだが、深夜は動作がうるさくて仕方がない。

次の日も仕事なので漫画を読む気力もなく。

部屋に入るとパソコンが付いていたので、色々なチャンネルがあるなーとムフフ動画も全てチェックしてみたが、どれも画質は悪くて無料レベルと大差なしな事が本日の収穫。

LINEやスカイプなど携帯をなくしても連絡を取る方法が漫画喫茶だと可能。エクセルにワードも入ってるので仕事でも使える。

シャワーに入って寝る前に撮影した写真。天井と床には隙間があり音がだだ漏れで、鍵のない部屋に誰かが突然入ってくる恐れもあり、寝るに寝れずに生きた心地のしない１日。震災で被災地の皆様はこれ以上にプライバシーの無い環境で大変な毎日を送ってるのかと思うと、心の底からなんとも言えない気持ちになった。僕が同じ様に被災したら生きていける自信が無い。

次の日、会社に行くと家の鍵があって一安心。当たり前と思っていた家に、いつもありがとうと思った１日。お布団のフカフカ具合に幸せを噛み締めながら気持ち良く寝ました。鍵を忘れてはダメですね。。